- Uberall導入のきっかけを教えてください
もともと、Googleマイビジネスを含めたプロモーションの強化を考えていましたが、オーナー登録程度の段階で止まっていました。
情報掲載や更新など次のアクションは起こしておらず、そこで外部メディア対策としてUberallのサービスをはじめました。
動機のひとつにはコロナ禍も関係しています。
営業時間など、きめ細やかな情報更新が必要でしたから、お客様にご迷惑をおかけしないように、素早く対応したいと。そう振り返るとUberallは非常に助かりました。
さらには、デジタルメディアを通じたコミュニケーションがコロナ禍を通じて需要が高まる中、私たちもメディア戦略を本格化させたいという思いもありました。
それまではInstagram、Twitter、FacebookなどのSNS対策は未着手なところもあったので、Uberallによって繋がったことが、コミュニケーションの相乗効果になったと思います。
- 導入で実感したメリットは?
第一にリソースの削減です。
人材に関してはITリテラシーとなると覚えるのが難しいですけど、Uberallのツールは使いやすいですから、専任を立てることもできました。
私自身、Uberallからデータを落として来客傾向を分析したりできるので、重宝しています。
当社の既存ブランド「つじ田」「田中商店」「金子半之助」は常連のお客様も多いですが、新規の方を獲得し続けることも重要です。
ですので、単純に良いお店作りを心掛けるだけでなく、SEO対策やGoogleマップ上の表記、顧客のレーティングなども大切であり、そのことに気付くという点、マーケティングの知見が上がったという点でも実に有効だったと思います。
- 今後、マーケティングの課題などは?
マーケティングに対して、デジタルツールはもっと活用できると思っています。
ブランディングで目指しているのは、老舗感といいますか、多店舗展開はしていながらも、一つ一つのお店の強みを磨いたうえで各ブランド力を高めていきたいです。
そのためにはQSCの向上が大切で、店舗ではアナログのよさというか、よりより顧客体験を追求していきます。
そういった、表での活躍を販促やプロモーション、システムの改善などデジタルツールで支えていくのですが、こちらはあえて見えない努力といいますか、感じさせないようにアプローチしていきたいですね。
- 3つの強いブランドをもっている点について
「つじ田」「田中商店」「金子半之助」と、個性的な3ブランドのそれぞれが同等のブランド力をもっている。そういった会社はそこまで多くないはずで、ユニークでもあるのかなと思っています。
一方で私は系列子会社のandRICEも担当しており、こちらは新規事業を行う会社ですね。
子会社といっても特色は親会社と異なり、女性メンバーが58%で平均年齢も24歳という構成です。
ブランドも「山本のハンバーグ」に「食堂ぶた」と、オリジナル業態でありながらパートナー企業の協力で「平田牧場」様などと連携して食材提供いただきながら新業態を作っています。
こういった、アライアンスをベースに若い男女が活躍できる会社をつくっていこうという、未来感のある外食企業がandRICEではないかなと思っています。
- Uberallを導入検討されている企業様に向けて
まずはリソースが削減できますね。
そのうえで、興味を深めて活用していくとさらに費用対効果が上がっていくツールだと思います。
Uberallを使わないで同じことをした場合、ひとつひとつGoogleマイビジネスのブランド別にチェックしたり、FacebookなどのSNSもチェックしながらGoogleアナリティクスを見たりなど、非常に工数がかかってしまうでしょう。
弊社の場合はマーケティングに興味をもつメンバーも多く、そこからWordPressなども駆使してホームページのお知らせなどを更新するようにもなりました。
SNSでも、毎日投稿したり、フォロワーがどう増えたかをレビューをしたり。
Googleマイビジネスの重要性を、メンバー全員が理解したという点は大きかったです。事業側も「○○フェアがはじまるから投稿してほしい」など、リクエストするようにもなりました。Uberallを導入した価値を強く感じています。
- どのような企業様におすすめですか?
ある意味、地域の個人店のご主人がひとり、もしくは家族で営業されているというケースにおすすめだと思います。
情報発信まで手が空かないという方でも、Uberallは手軽にできますから。
個人店の方はお客様との距離感を埋めていくのが上手だと思うので、その点でも有効だと思いますね。
今後、機能面での希望などはありますか?
Instagramとの連携がはじまり、もうすぐ投稿ができるとも聞いていますが、たとえば今後ですとTikTokですね。
若い方はTikTokで流れてきたコンテンツに対してお店のInstagramをフォローしてもらう、といったケースもありますので。
何かおいしそうな写真を投稿して、もう1回来ていただけるみたいな形で導線を作れたらいいなと。今後もUberallに期待しています。