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  Google Business Profile/グーグルビジネスプロフィール（以下、GBP）は企業側が一方的に情報を投稿管理できるものではなく、一般消費者からも情報修正の提案や写真などの投稿、そしてクチコミを書き込むなど、企業と消費者で作られる、言わばWikiです。そして、集められた情報をGoogleが自動編集してGBPとして表示しています。さらにGoogleは独自のアルゴリズムをもとに、顧客の検索意図に相応しい結果をランキングとして表示しています。GBPは年々情報の精度を上げており、Googleの一般検索、つまりブラウザやGoogleアプリからの店舗などのPOI検索の結果においても、GBPの情報を、ウェブ上の一般検索結果と一緒に表示させています。特に視認領域が限られるスマホ検索においては、検索結果内にGBPの様々な情報が表示されています。

この図のように、スマートフォンからのGoogleの一般検索結果にはGBPで登録されている情報が多数表示されています。

業態やお客様によって異なりますが、飲食店などの検索においては、Google検索とGoogle Map検索が半々という場合も多く見受けられます。Google検索で店名で直接検索した場合、GBPの情報が十分であれば、企業の店舗ページよりも上に、GBPの基本情報が大きく表示されます。スマホ検索において言えば、一般消費者にはGBPが先に認識されることになります。企業は自社の店舗ページもそうですが、同様にGBPに店舗情報を正しく掲載することが、そのお店を探している一般消費者にとって、よりよい検索体験、顧客体験に繋がります。特にGBPに登録されているアクション項目である電話、経路案内、ウェブリンクは上位に掲載されるため、正しい情報掲載が重要です。企業はGoogle検索とGoogle Map検索のIMP推移、利用デバイス、そしてアクション項目の推移をしっかりと把握しましょう。

植松芳宏(株)Recovery 取締役COO