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2025.06.05
最先端のWeb技術を通じて、カスタマーエクスペリエンスをマネジメントし、企業の熱狂的ファンを創出する株式会社リカバリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:原口浩一、以下「当社」)は、当社が日本国内での独占販売代理店契約を締結しているUberall社(本社:ドイツ・ベルリン)のSara Vordermeier氏が、Webアクセシビリティ強化がWebサイトの最適化やユーザーエンゲージメント向上に与える効果について、業界関係者向けに詳細な解説記事を公開したことをお知らせいたします。
【筆者プロフィール】 Sara Vordermeier氏は、8年間のコピーライティング経験を持つコンテンツ・検索戦略の専門家です。同氏はジャーナリストとしての資格を保有し、「人間らしい響きを持つコピーライティング」を得意とする熱心な問題解決者として活動しています。
同氏の分析によると、世界中のWebサイトのホームページの94.8%でWebコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)2への準拠不備が検出されており、これが深刻なユーザビリティ問題を引き起こしている実態が明らかになりました。
特に2025年6月28日から欧州アクセシビリティ法(EAA)が完全施行されることで、欧州連合でサービスを提供するブランドは新しいデジタルアクセシビリティ要件を満たす必要があります。
Sara氏は、Webアクセシビリティの向上が以下3つの領域で顕著な効果をもたらすと指摘しています:
1. プレミアムな顧客体験の実現
混乱した状態の顧客は常に「ノー」と言うため、AI検索時代において顧客がWebサイトにたどり着く道のりが困難になっている中、小さなWebサイトの問題を修正しないことで価値ある訪問者を遠ざけるリスクを回避できます。欧州連合だけでも8,700万人が障害を持って生活していることを考えると、アクセシビリティ要件を満たさないことで失う機会の大きさが理解できます。
2. デスクトップ・モバイルデバイスでの優れたブランド視認性
最新のWCAGデジタルアクセシビリティ要件に準拠することで、優れたユーザーエクスペリエンスの提供に加え、検索エンジンや生成エンジンが検索結果やAI要約でブランドを表示する方法も改善されます。Google、ChatGPT、Geminiなどの検索・生成エンジンは、様々なソースから膨大なデータを分析するため、適切に構造化された見出し、構造化データ、モバイルフレンドリーなレイアウト、alt属性などが重要になります。
3. 法的コンプライアンスの確実な遵守
複数拠点を持つビジネスは、世界各地のガイドラインに準拠したWebサイトの維持が必要です。非準拠製品の市場からの排除や高額な罰金のリスク、さらにはビジネスの評判や顧客信頼を損なうリスクを回避できます。
Uberall社では、WCAG 2.2準拠を実現する最新版ストアロケーター機能を提供しており、既存顧客は6月中に新バージョンをテストできます。この更新により、以下4つの領域でWebサイトが最適化されます:
1. ユーザーを支援する構造
改善されたセマンティックHTML構造により、スクリーンリーダーなどの支援技術がWebコンテンツをより効果的に理解・ナビゲートできるようになります。適切な見出し階層、セマンティックランドマークと領域(main、nav、aside、footerなどの要素)、明確に構造化されたナビゲーション要素により、アクセシビリティが大幅に向上します。
2. サイトナビゲーションのラベル改善
すべてのインタラクティブ要素が適切に記述・アクセス可能になるよう、ラベルが強化されます。これには画像の説明的なalt属性、明確で情報に富んだリンクの説明、適切なARIA属性の実装、フォームフィールドのラベルと説明が含まれます。
3. Webサイトの機能とフォームの改善
十分な色彩コントラスト比の確保、テキストリサイズ機能、読みやすさと判読性の向上により、視覚的・インターフェース改善が実現されます。
4. マウスなしでも問題なし
キーボードナビゲーションとユーザビリティの改善により、ユーザーがキーボードのみですべてのインタラクティブ要素を操作できるようになり、マウスを使用できない人でも完全にアクセス可能になります。
Sara氏は、「Webサイトアクセシビリティは孤立したタスクではない」と強調し、一度限りの対応ではなく、定期的な注意と投入が必要な継続的な取り組みであると指摘しています。コンプライアンスの確保は単なる法的対応ではなく、目標達成を支援する戦略的なビジネス行動でもあると述べています。
記事タイトル: “How’s Your Website Accessibility: What We Check and Why You Should Care” 筆者: Sara Vordermeier 公開日: 2025年6月3日
https://uberall.com/en-us/resources/blog/website-accessibility
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社リカバリー
所在地:〒150-0034 東京都渋谷区代官山町20-23 Forestgate Daikanyama MAIN棟3F
電話番号:03-5784-4515
URL:https://recovery-run.jp/
担当:広報部
【会社概要】
社名:株式会社リカバリー
代表取締役CEO:原口浩一
設立:2018年1月18日
事業内容:ローカル検索マーケティングツール「Uberall」の国内統括代理店事業、SNSなどを活用した認知から推奨までの顧客体験マネジメント事業